医療療養病床にかかる保険外費用(おむつ代、タオル代等)の実態と疑問
ここ数日、首都圏の病院調査に出ていた。その際、ある急性期病院の熱意ある医療ソーシャルワーカーの方から、「このあたりでも療養病床は足りていないが、しかも医療療養病床の入院費用が高いので、経済的な理由で転院できない患者も多い。個人的なつてで、わ…
シヴェルブシュ『鉄道旅行の歴史』の日本語訳について
ヴォルフガング・シヴェルブシュの『鉄道旅行の歴史―19世紀における空間と時間の工業化』(The Railway Journey)について、高山宏は「この「百貨店」および「流通」と題されたごく短い文章(pp.234~45)は、19世紀文化史(…
国立大学職員給与一律削減の不公平性(事務職員・技術職員の場合)
前回は、国立大学法人の医療系職員の一律給与削減の問題点をみましたが、そもそも、国立大学法人の給与は国家公務員よりも相当に低いという問題があります。ここでは、事務職員・技術職員について見てみます(ちなみに私は教育職であり、自分の給与のことをと…
国立大学職員給与削減における医療人職員の扱いについて(中医協委員要望)
【写真】(上)記者会見の様子、(下)嘉山委員(m3.comより) 本日の中医協終了後、二号委員(診療側委員)全員と専門委員二名(日本看護協会の福井専門委員と日本放射線技師会の北村専門委員)とで「国立大学職員給与削減における医療人職員の取扱い…
在宅医療(看取り)に対する東京と山形のリアリティの違い
在宅医療の推進がある種の「国策」として掲げられるなか、平成24年度の診療報酬改定においても、在宅医療の充実が重点課題として挙げられました。 今後増大する医療ニーズを見据えながら、医療と介護の役割分担の明確化と連携を通じて、効率的で質の高い医…
がん患者の就労支援・社会復帰に関する調査結果
【写真】嘉山教授(上)、村上教授(下)(m3.comより) 昨日、わたしたちの行った「がん患者の就労状況・社会復帰に関する調査」(山形大学蔵王協議会、山形大学医学部がんセンターと共催、研究代表者・嘉山孝正先生)の結果概要について記者会見が行…
「医療を考える基礎知識1~7」『医療白書2011年度版 少子超高齢・人口減少時代における「国民課題」としての医療問題』所収
西村周三編『医療白書2011年度版 少子超高齢・人口減少時代における「国民課題」としての医療問題』(日本医療企画、2011年)所収、伊藤嘉高「日本人の平均寿命と病気、健康格差」「健康寿命、在宅医療、孤独死(無縁社会)」「国民皆保険、診療報酬…
「災害「弱者」と防災コミュニティ」『防災コミュニティの基層』所収
伊藤嘉高, 2011, 「災害『弱者』と防災コミュニティ」吉原直樹編『防災コミュニティの基層』御茶の水書房, 211-34頁. 東日本大震災が、その被害は途方もなく、防災施策を人々の等身大の生活世界から練り上げていくというありようを根底から…
単一のイデオロギーを離れて~清水晋作『公共知識人 ダニエル・ベル―新保守主義とアメリカ社会学』御恵送
清水晋作著『公共知識人 ダニエル・ベル――新保守主義とアメリカ社会学』勁草書房、2011年。 目次1 概要2 所感 概要 新保守主義の旗手とみなされてきた社会学者ダニエル・ベル。本書では彼を、単一イデオロギーでなく豊穣な思想的立場の公共知識…