グローバル資本主義との付き合い方(1)―ナショナルな政治過程との連環
2009年の政権交代が失敗に終わったとされるなか、鎖国主義に根ざしたナショナリズムに対する支持とともに、ポピュリズムを背景とした新自由主義(グローバリズム)が再び台頭し、両者の二項対立図式が語られるようになっている。しか…
社会学(地域社会学、医療社会学など)に関する調査・研究活動、教育活動の記録。
2009年の政権交代が失敗に終わったとされるなか、鎖国主義に根ざしたナショナリズムに対する支持とともに、ポピュリズムを背景とした新自由主義(グローバリズム)が再び台頭し、両者の二項対立図式が語られるようになっている。しか…
自分に自信を持てず消極的な人生を過ごしている人間に対して、「前向きになろう」とか「ポジティブに考えよう」とかいったお気楽なアドバイスがなされることが多い。しかし、「ネガティブ・シンキング」から脱却するために希求されるべき…
今日の「婚活」の厳しさの一つとして、30代、40代の未婚・独身男性の数が女性よりも遙かに多いことが挙げられる。前回は山形県の婚活男性が婚活女性よりもはるかに多いことに着目してこのことをみたが、今回は都道府県による違いに目…
今朝の山形新聞を読んで驚いた。「県の「お見合いサービス」登録者数、過去最多の伸び 8月43人増」の記事である。以下、一部引用する。 少子化対策の一環として県が推進する結婚支援事業で、お見合いサービスへの登録者数が8月末現…
友人や知人から、病院から退院する際、「追い出された」という話を聞く。なぜそうした事態に至るのか? 病院内の医療提供体制のみに目を向けた近視眼的な回答をするならば、こうだろう。 すなわち、日本は、医療費抑制政策を背景とした…
ここ数日、首都圏の病院調査に出ていた。その際、ある急性期病院の熱意ある医療ソーシャルワーカーの方から、「このあたりでも療養病床は足りていないが、しかも医療療養病床の入院費用が高いので、経済的な理由で転院できない患者も多い…
ヴォルフガング・シヴェルブシュの『鉄道旅行の歴史―19世紀における空間と時間の工業化』(The Railway Journey)について、高山宏は「この「百貨店」および「流通」と題されたごく短い文章(pp.234~45)…
前回は、国立大学法人の医療系職員の一律給与削減の問題点をみましたが、そもそも、国立大学法人の給与は国家公務員よりも相当に低いという問題があります。ここでは、事務職員・技術職員について見てみます(ちなみに私は教育職であり、…
【写真】(上)記者会見の様子、(下)嘉山委員(m3.comより) 本日の中医協終了後、二号委員(診療側委員)全員と専門委員二名(日本看護協会の福井専門委員と日本放射線技師会の北村専門委員)とで「国立大学職員給与削減におけ…
在宅医療の推進がある種の「国策」として掲げられるなか、平成24年度の診療報酬改定においても、在宅医療の充実が重点課題として挙げられました。 今後増大する医療ニーズを見据えながら、医療と介護の役割分担の明確化と連携を通じて…