「ただでさえ、研究する時間がないのに、運動なんてしている暇はない」―そう思われるかもしれません。しかし、しかし、私たちは思考に没入するあまり、それを支える身体を置き去りにしてはいないでしょうか。私は、ピラティスに通うようになって、ささやかながらも、身体と対話する自由を手にすることができました。同じ悩みを抱える方々に少しでも役に立てればと思い、記事を書くことにしました。
目次
10年越しの疼痛
10年以上にわたり、いろいろなことに耐え続けて生きてきた結果、その代償として、座っていられないほどの肩こりと背中の痛みに苛まれることになりました。整形外科、スポーツジム、整体、鍼灸、漢方、自律訓練法……あらゆる対症療法を遍歴しました。「100万でも200万でも払うから、この苦痛から解放する方法を教えてくれ」と思っていました。
しかし、私は、ついに、これまでひたすら酷使し犠牲にしてきた身体との対話を回復する場を手にすることになりました。それが、ピラティスのスタジオ、ザ・リフォーマーです。なぜそこまで効果があるのか。私なりにポイントを6点にまとめてみました(あくまで一個人の感想です)。

ザ・リフォーマーさんのよいところ
1. 原因の特定が的確
スポーツジムなどでも初回の診断はありますが、たいていの場合は、そこでの専門性に応じたひとつの解が示されます。ところが、ここではより複層的なアプローチをしてくれます。私の痛みの場合では、単一の原因を求めるのでも、ふわっとした説明で済ませるのでもなく、心身のさまざまな部位が複雑に連動して不調を起こしていることを可視化してくれました。マッサージなどの対症療法では解決しない、心身の複雑な絡み合い、配置を調整していくアプローチは、とても腑に落ちます。
2. 改善への道筋が明確
回復への道筋を最初に示してくれます。 私の場合は、「まずは全身の筋緊張をほぐす」→「正しい姿勢を身につける」というステップでした。「○か月後にはここまでいきましょう!」と具体像も明確なので、迷いなく取り組めます。そして実際に、一進一退はありますが、概ね計画通りに進捗しています(もうすぐ通い始めて2年になります)。
3. 楽しく続けられる
パーソナル・トレーナーの方(後で紹介する佛川大輝さん)の「褒める」技術が素晴らしいです。ほどよく褒めてくれるので、ついつい乗せられてしまいます。うまくいかない時も、否定せずに必ず別のやり方を提示してくださるし、どんどん新しいことができるようになっていくので、嫌になることがありません。自分ひとりだと、さぼりがちな人ほどおすすめです。
4. お金や時間がなくても大丈夫
パーソナルレッスンだとお金のことが心配になりますが、毎日のように通う必要はありません。私は、家でもできるトレーニングを、オリジナルの動画(LINEでリンクを送ってくれます)を見て復習しながらやっています。通う頻度を抑えつつ、自宅でも進められます。
5. 自己流からの脱却
ネット上には「正しい座り方」「◯◯ストレッチ」などの情報が溢れていますが、自分に合っているか、正しくできているかは別問題です。「知っている」ことと「できている」ことの間には深い淵があります。スタジオでは、言われたとおりのことをやっているつもりでも、「右手の位置を、あと何センチ外に置いてください」などとよく言われます。そして、その通り、少し変えるだけで、身体の感覚がまったく違ったものになるのです。
6. 倦怠感も取れる
「年を取ると体力がなくなるのは仕方ない」と、日々の倦怠感を年齢のせいにしていました。 しかし、トレーニングを受けると、その倦怠感が嘘のように取れます。大げさではなく、身体感覚が10年、20年前の頃に戻れます。研究への集中力も明らかに向上しました。
信頼を寄せるトレーナー・佛川大輝さんについて
私が通っているスタジオは、パーソナル・トレーナーがつきます。私を担当してくれているのは佛川大輝(ぶつかわ・たいき)さんという方です。以上の経験は、彼なしにはありえません。佛川さんは、偶然にも、私の前任校である新潟医療福祉大学の別学部(健康スポーツ学科)の卒業生です。
中高の体育教員の免許も持っており、「教えること」に対する情熱とスキルが非常に高いです。私も見倣うべきなのですが、「このパーソナリティはまねできるものではない」とも思っています。
もちろん、端から見ている限りですが、他のトレーナーさんも、素晴らしい方ばかりです。新潟の方は、ぜひ一度「ザ・リフォーマー」を訪ねてみてください。もちろん、新潟以外にお住まいの方も、ピラティスのスタジオに行くことで、身体が、単なる乗り物でも重荷でもないことが、きっと思い出せるはずです。