「がん患者のステージ・雇用形態別にみる就業の現状と課題―山形県内がん診療連携拠点病院における患者調査を通して」『保健医療社会学論集』26巻1号掲載
村上正泰, 伊藤嘉高, 2015, 「がん患者のステージ・雇用形態別にみる就業の現状と課題―山形県内がん診療連携拠点病院における患者調査を通して」『保健医療社会学論集』26(1): 37-47. 要旨 がん患者の就業に対する支援の重要性が指…
学術翻訳について~おすすめ書籍を紹介
恩師である吉原直樹先生のもとで、数々の学術翻訳に携わらせていただきました。 幸い、多くの方から「読みやすい」との評価をいただいています。 私の翻訳法は、大学院生時代に吉原先生に鍛えていただいたものですが、根本的には、ベルクソン研究者である岡…
ジョン・アーリ『モビリティーズ―移動の社会学』(共訳)
ジョン・アーリ著(吉原直樹・伊藤嘉高訳)『モビリティーズ―移動の社会学』作品社。2015年3月刊。全訳。John Urry, 2007, Mobilities, Polity。 社会科学の空間論的転回に次ぐ「移動論的転回」を世に問うジョン・…
“Employment status among non-retired cancer survivors in Japan” in European Journal of Cancer Care, 24 (5)
Ito H, Hozawa A., Yamashita H., Kubota I., Nemoto K., Yoshioka T., Kayama T. & Murakami M., 2015, Employment status …
「災害支援NPOと地域コミュニティの連携」『東日本大震災と被災・避難の生活記録』
東日本大震災から4年が経った今日、『東日本大震災と被災・避難の生活記録』(吉原直樹・仁平義明・松本行真編、六花出版)が刊行された(パンフレット)。 私は、山形をリードする災害支援NPOの代表である千川原公彦さん(twitter, faceb…
「創発する場所」『交響する空間と場所II』所収
伊藤嘉高, 2015, 「創発する場所」吉原直樹・堀田泉編『交響する空間と場所II』法政大学出版局, 83-120頁. 目次1 要旨2 冒頭抜粋3 目次 要旨 従来のコミュニティ論は、ノスタルジックな情感を刺激し、固定された「場所」へと人び…
「がん対策基本法」「がん診療連携拠点病院」「がん登録」「医療費」「人間ドック」『がんを知る』所収
山形大学医学部編『がんを知る』(2015年、山形大学出版局)所収。 本書は、がんという病気に関係する全てのものを網羅し、がん患者さんの不安を取り去るために専門家が適切にアドバイスしたもの。山形新聞の連載を単行本化。 目次1 「がん対策基本法…
社会民主主義の舞台としての自治体病院―伊関友伸『自治体病院の歴史』
昨年10月に医療経済研究機構より研究助成をいただき、「青森県西北五地域における広域ネットワーク型自治体病院再編による住民受療行動の変容」をテーマとした調査研究を始めている。 かつて私は山形県置賜地方で同様の調査を実施しているが、今回は、その…
偶然を必然にする―島岡要『研究者のための思考法10のヒント』御恵送
マカオから山形大学に赴任して5年が経った。大学院では都市社会学(地域社会学)を専攻していたのが、山形では医療という新たな分野に身を置くことになり、言ってみれば学部生からやり直すことになった。いくつもの「偶然」の重なりと人との出会いによって山…
【書評】近森高明・工藤保則編『無印都市の社会学』(『三田社会学』掲載)
以前、本ブログ記事にて紹介した近森高明・工藤保則編『無印都市の社会学』について、拙評が『三田社会学』に掲載されました。 伊藤嘉高, 2014,「書評 近森高明・工藤保則編『無印都市の社会学―どこにでもある日常空間をフィールドワークする』」『…