謹賀新年(異動のお知らせ)

明けましておめでとうございます。 突然ではありますが、昨年11月より、山形大学医学部(大学院医学系研究科)の医療政策学講座に助教として赴任しました。 これまでの国内外での調査経験を生かし、目下、山形県内の病院調査に奔走し…

ごみ捨ての問題と町内会の「正しさ」(3)

この記事は、「ごみ捨ての問題と町内会の「正しさ」(2)」の続きになります。 敬愛すべき非「アカデミック」な社会学者・山本哲士(敬称略)は、次のように現代日本を描写しています。 「社会イズム〔=今日の日本社会〕の判断主体は…

複雑性理論からみる町内会の「秩序」

この記事は、「ごみ捨ての問題と町内会の「正しさ」(2)」と「「行政協力員」について」を補足する内容になります。 私の主たる研究テーマは、「場所の比較社会学」による社会学理論の刷新にあり、その一つとして町内会や地域社会を対…

「行政協力員」について

「しんさん」より、コメント欄に貴重な情報をご提供いただきました。 町内会長の「報酬」問題(1)#自治会の報酬 会計問題 上記は中国地方の某自治体の事例とのことです。やはり地域によって町内会の性格はさまざまです。しんさんよ…

旅と人生~中国バックパック旅行

私が仙台で大変お世話になっている町内会長からいただいたアドバイス(前回参照)は、「趣味を持つこと」でした。 「私はたまたまみんなでわいわいやるのが好きだから、祭りなどの地域活動をやっている。会社なんかの組織ではうまくいか…

ごみ捨ての問題と町内会の「正しさ」(2)

この記事は、「ごみ捨ての問題と町内会の「正しさ」(1.5)」の続きです。 研究者の道は、狭く、険しく、厳しい。博士号を取って、ようやく「ひよっこ」としてゴール無き大競争のスタートラインに立つ。文字通り、この世界で生きるか…

ごみ捨ての問題と町内会の「正しさ」(1.5)

この記事は、「ごみ捨ての問題と町内会の「正しさ」(1)」の続きです。 日々、さまざまなところで調査を進めていますが、そのなかで心苦しいことといえば、調査を重ねるごとに不義理を重ねてしまうことです。新たな出会いの機会が増え…

ごみ捨ての問題と町内会の「正しさ」(1)

昨年の9月より、マカオに滞在し現地社会の調査を行なっております。また、正月は香港の国際会議での発表がありましたので、新年の挨拶もままならずすっかり不義理を働いてしまっています。申し訳ありません! また、ブログの更新が滞っ…

仙台市コミュニティビジョン中間報告説明会

以下、転載です。 ●● コミュニティビジョン中間報告説明会 ●● 「わいわいフォーラム みんなでつくるみんなの街」を開催します 仙台市では,今後の地域のあり方や行政の支援体制などの指針となるコミュニティビジョンの策定を進…

町内会は精一杯!―町内会の課題

山形市調査では、3月の繁忙期にもかかわらず、多くの町内会の皆様方からご回答を頂き、ありがとうございました。 私事になりますが、4月に入りいくらか立場的に身軽になったので、山形の調査を進める前に、これまでの調査経験を踏まえ…