新潟大学人文学部に着任しました~「足し算の批判」に根ざした地域社会学に向けて

2022年4月より職場が新潟大学人文学部に変わりました。引き続き、夫婦そろって新潟で研究活動を続けていきます。メールアドレスや電話番号は連絡先のとおりです。 新潟大学人文学部では、新しくできた「地域社会学」のポストで採用いただきました。大学…

「恕」によるつながり~邉見公雄『令和の改新―日本列島再輝論』幻冬舎【ご恵送御礼】

中医協で大変お世話になった邉見先生にご恵送頂いておりましたご高著『令和の改新―日本列島再輝論』(幻冬舎、2020年)を紹介します。 人生100年時代 生命(いのち)輝かそう日本国民全国公私病院連盟会長ほか、数々の国・県・自治体等多数の要職を…

【書評】デュルケーム/デュルケーム学派研究会『社会学の基本 デュルケームの論点』(『保健医療社会学論集』掲載)

デュルケーム/デュルケーム学派研究会著、中島道男・岡崎宏樹・小川伸彦・山田陽子編『社会学の基本 デュルケームの論点』(学文社、2021年)の拙評が『保健医療社会学論集』第32巻2号に掲載されました。 目次1 冒頭抜粋2 目次 冒頭抜粋 他者…

「生活の共同」の移動性~吉原直樹著『モビリティーズ・スタディーズ』御恵送御礼

恩師である吉原直樹先生からご恵送頂きました。吉原直樹著『モビリティーズ・スタディーズ』ミネルヴァ書房、2022年。「叢書・現代社会学」シリーズの第9巻。 本書では、空間論的転回から移動論的転回に至るまでの議論が体系的に記述されています。私が…

東北社会学会研究例会に参加~大森駿之介「性的マイノリティは『地方』をいかに生きるのか」

東北社会学会の2021年度第1回研究例会に司会として参加しました(オンライン)。報告者は東北大博士前期課程の大森駿之介さんで、題目は「性的マイノリティは『地方』をいかに生きるのか—かれらの語りに現れる『場所』の検討から」でした。 コメンテー…

「COVID-19以後のツーリズムと地域社会」(立命館大学人文科学研究所Webinarシンポジウム「ツーリズム・モビリティーズを問い直す」)

立命館大学でのシンポジウム「ツーリズム・モビリティーズを問い直す」(2022年1月23日開催)でパネリストとして登壇します。基調講演はMimi Scheller先生、コーディネーターは遠藤英樹先生です。 私の発表タイトルは「COVID-19…

「コロナ禍における『地域社会』の共同性/公共性」『地域社会学会ジャーナル』1号掲載

伊藤嘉高, 2021,「コロナ禍における「地域社会」の共同性/公共性」『地域社会学会ジャーナル』1: 75-9. 冒頭抜粋 2021年度地域社会学会大会のシンポジウムは「パンデミックと都市・地域」と題されオンラインで開催された。企画趣旨によ…