伊藤嘉高「モバイルなコミュニティ研究のための予備的考察―創発の社会学とその限界を超えて」『立命館大学人文科学研究所紀要』No.134掲載

今年度から14年ぶりに社会学の世界に戻ってきた。かつての自分の研究をいくらか客観的に見ることができるようになり、この論文では、20代の頃に取り組んでいた「創発の社会学」に対する自己批判を行った。 『立命館大学人文科学研究…

現代社会の写し鏡としての観光コミュニケーション~須藤廣・遠藤英樹・高岡文章・松本健太郎編『よくわかる観光コミュニケーション論』ミネルヴァ書房【ご恵送御礼】

編者の遠藤英樹先生よりご恵送頂きました。須藤廣・遠藤英樹・高岡文章・松本健太郎編『よくわかる観光コミュニケーション論』ミネルヴァ書房、2022年。 概要 さまざまな事物との連関のなかで私たちの生活の表と裏を組み直していく…

「自己に正当性がある対人コンフリクト状況下における看護師の協働的対応」『医療コンフリクト・マネジメント』Vol.8掲載

山形大学医学部に在籍していた当時、中西淑美先生(総合医学教育センター)から医療メディエーションについて学ぶ機会がありました。共感(empathy)による協働という医療メディエーションの基本的発想は、奇しくも、アクターネッ…