「報告書」

加茂の星会長は、かつて町内会の防災資料集を作成した際、わざわざクリアファイルに一枚一枚はさんで配布したという。私なら、きれいな表紙をつけて体裁を整えてパチンと製本したくなるところだ。そうして出来上がった冊子をパラパラめくって「いいものができ…

凧揚げ大会

町内会調査報告書作成の合間を縫って、日曜日に柳生南町内会の親子凧揚げ大会に行ってきた。 去年は風がほとんど吹いておらず揚げるのに苦労したが、去年作った凧を持って家を出たときから、凧を通じて強い風を感じた。いつもなら寒いだけなのが、気が弾む。…

町内会会計の不透明さ

しばらく、澳門に調査で出ていた。中国返還後、澳門の地域社会は驚くべき速さで変容を遂げている。ただ、帰国後の現在、2005年仙台市町内会・自治会調査の報告書作成の肝所にあり、澳門については、また後日記したい。 『河北新報』1月25日夕刊の「再…

研究会

一貫して嫌ってきたのが、縁故主義(身内びいき、ネポティズム)である。無能かつ怠惰な他人がひいきされるのは、この上なく不快だ。だが、同様に無能な自分が何かしらの不公正な恩恵にあずかれる場合には、なかなか拒否できない。勝手だ。しかし、自分から恩…

歩くこと、生きること

普段出会うことのない年輩の方から話を伺い、人生について教えられる。これが町内会調査の隠れた醍醐味である。 泉区の加茂第一町内会の星忠志会長が、定年退職後のお遍路の記録を『四国遍路旅日記―歩き遍路は感動の連続だ』にまとめられている。会長に初め…