一工夫したポストイット(付箋)とノック式蛍光マーカーで読む読書術

本を読んでもすぐにその内容を忘れてしまう。本棚に並ぶ本を見て、その内容を思い出すことができるのは、最近読んだ自分の専門分野のものぐらいである。記憶力が欠けている。どうしたらよいか。試行錯誤の末、辿り着いた私なりの読書術を紹介したい。

三色ボールペンは良いけれど

かつて、齋藤孝の「三色ボールペン」が流行ったことがあった。三色に分けて能動的に読むという発想はとても良いと思ったものの、私の場合、ボールペンではきれいに線を引くことができず汚くみえてしまうことと、結局のところ、後で読み返す際には1ページ1ページめくらなければならないことから、敬遠せざるをえなかった。

そんな私はボールペンの代わりに蛍光マーカー(ノック式)を使うことにした(蛍光マーカーであれば多少歪んでも気にならないし、美観も損なわれない)。ただし、何色もの蛍光マーカーを使い分けるのは手間であるし、いちいち持ち替えていたら、読書が進まない。

ばらばらになる付箋への対応

post_it00.jpg

そこで、本文は黄色の蛍光ペンのみでマークすることにして、付箋(ポストイット)を貼りつけるかたちで色分けをすることにした。付箋を本の上段に貼っておけば、後に読み返すときに、1ページ1ページめくらなくとも、重要な場所がすぐわかる。ただ、かつては右のような付箋しかなかった。

これでは、何色もの付箋を持ち歩かなければならないし、カバンの中に入れて持ち運ぼうものなら、すぐにばらばらになってしまう。そして、折れ曲がったり、裏の糊にほこりが付いたりすれば、もはや使う気にはならなくなる。また、紙の付箋の場合、本に貼り付けても、ページをめくる際にはがれてしまうこともあり、よろしくない。

そこで登場したのが、スリーエムの「ポスト・イット ジョーブ透明見出し」である。

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このポストイットは、貼ってはがせる丈夫なフィルム素材の付箋であり、下半分が透明になっているため本文を隠すこともなく、見栄えも悪くない。プラスチックの薄いケースに収納されており、1枚ずつ取り出せるため、ばらばらになることもない。繰り返し貼ったり、はがしたりもできる。

本の裏表紙にケースごと貼り付けてしまう!

しかし、これでも完璧ではない。付箋を貼ろうと思えば、わざわざケースに手を伸ばさなければならず、電車の中などでは、本を閉じて両手で付箋を引っ張り出さなければならず、読書の気分が削がれてしまう。また、カバンに入れておくと、1枚目が折れ曲がってしまうことがある。

ポストイットと本

そこで、私が思いついたのが、右のように本の裏表紙の袖にケースごと貼り付けてしまうことである。

このように貼り付けてしまえば、なくすこともなければ、折れ曲がってしまうこともない。そして、何よりも、どこであろうとも、読書の流れを断つことなく、蛍光マーカーでマークしながら、片手でポストイットをすいすいと貼っていくことができるのだ。

実際にケースを貼り付ける際のポイントは、次のような掲示用テープのように、片面がしっかり貼れる粘着剤、もう片面が貼ってはがせる粘着剤の両面テープを用いることである(若干値は張るが)。

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ポストイット・ケースと両面テープ

貼り方は簡単で、右のようにポストイットのケースの裏側に両面テープの「しっかり貼れる側」を貼り付けて、もう片面の「貼ってはがせる側」を本に貼り付けるだけである。こうすれば、読み終えた後、本を傷めることなく、別の本にケースをそのまま貼り付け直すことができる。

なお、本に貼り付ける際には、本の端からやや離して貼ることが大切である。本の後半ページの小口がポストイットにひっかかってしまうことがあるからだ(……うまく説明できない)。

どう色分けするか

最後に、6色ある付箋をどのように色分けするかである。私の場合、試行錯誤の末、次のようなルールで使っている。

赤: 最重要な箇所(問題設定、仮設、結論、主要論点に関する記述)
オレンジ: 次に重要な箇所(主要論点を補強する記述)
黄: その次に重要な箇所
紫: 主旨からは外れるが、主観的に重要な箇所
青: よく理解できない箇所、間違っていると思われる箇所
緑: 表現の仕方が参考になる箇所

いずれにせよ、「三色ボールペン」のように、少なくとも、客観的に重要な箇所と主観的に重要な箇所が分かれるかたちでルール化するとよいと思う。

そして、読了した後、それぞれの付箋の色が正しかったのかどうかを確認する。間違っていたとしても付箋を貼り替えれば(あるいは、はがしてしまえば)済むので簡単だ。記憶の定着のためには二度読みが不可欠であるが、このように付箋をたどっていくだけで二度読みができてしまう

しばらく時間が経った後、読み返す必要が生まれた場合は、基本的には赤の付箋の箇所を確認するだけで済む。赤だけでは不十分な場合は、オレンジ、黄色の箇所を参照すればよい。

読書に限らず、人間の能力に大きな違いはないはずだ(べらぼうに頭がよい人たちは別であるが)。自分を卑下する前に、自分なりに正しい「方法論」を身につけることが何よりも大切だと思う。

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