「生活の共同」の移動性~吉原直樹著『モビリティーズ・スタディーズ』御恵送御礼

恩師である吉原直樹先生からご恵送頂きました。吉原直樹著『モビリティーズ・スタディーズ』ミネルヴァ書房、2022年。「叢書・現代社会学」シリーズの第9巻。 本書では、空間論的転回から移動論的転回に至るまでの議論が体系的に記述されています。私が…

東北社会学会研究例会に参加~大森駿之介「性的マイノリティは『地方』をいかに生きるのか」

東北社会学会の2021年度第1回研究例会に司会として参加しました(オンライン)。報告者は東北大博士前期課程の大森駿之介さんで、題目は「性的マイノリティは『地方』をいかに生きるのか—かれらの語りに現れる『場所』の検討から」でした。 コメンテー…

「COVID-19以後のツーリズムと地域社会」(立命館大学人文科学研究所Webinarシンポジウム「ツーリズム・モビリティーズを問い直す」)

立命館大学でのシンポジウム「ツーリズム・モビリティーズを問い直す」(2022年1月23日開催)でパネリストとして登壇します。基調講演はMimi Scheller先生、コーディネーターは遠藤英樹先生です。 私の発表タイトルは「COVID-19…

「コロナ禍における『地域社会』の共同性/公共性」『地域社会学会ジャーナル』1号掲載

伊藤嘉高, 2021,「コロナ禍における「地域社会」の共同性/公共性」『地域社会学会ジャーナル』1: 75-9. 冒頭抜粋 2021年度地域社会学会大会のシンポジウムは「パンデミックと都市・地域」と題されオンラインで開催された。企画趣旨によ…

「アクターネットワーク理論と人間科学―媒介子としての身体を記述する」『社会学年誌』62号掲載

伊藤嘉高, 2021,「アクターネットワーク理論と人間科学―媒介子としての身体を記述する」『社会学年誌』62: 7-22. ※「特集 社会学におけるアクターネットワーク理論の可能性」の一編。 目次1 要旨2 冒頭抜粋 要旨 アクターネットワ…

「『社会なき社会』と『世界の縮小』」「アクターネットワーク理論における都市」『都市科学事典』所収

横浜国立大学都市科学部編『都市科学事典』(春風社、2021年)所収、伊藤嘉高「『社会なき社会』と『世界の縮小』」(126-7頁)、「アクターネットワーク理論における都市」(948-9頁)。 都市に関わる多分野の専門知を体系化・再編成し、経験…

「アリは老いたるモグラを助けるか―アクターネットワーク理論で〈資本〉を発見する」『季刊iichiko』147号掲載

伊藤嘉高, 2020,「アリは老いたるモグラを助けるか―アクターネットワーク理論で〈資本〉を発見する」『季刊iichiko』147: 83-95. 冒頭抜粋 わたしたちは資本主義経済に対して実に無力であるように見える。資本主義の恩恵を受ける…